独立記念日と円満退社の秘訣
昨日、退職した。
丸8年間勤務した会社だった。
会長、社長をはじめとした各部署でお世話になった人たちに別れを告げた。
完璧な円満退社だったと思う。
僕は転職するわけではなく、今日から自営業者として独立することになる。
この機会に、スムーズな退職をする僕なりの方法をまとめたいと思う。
なぜなら、このブログのテーマであるブラック人間から解放される究極の方法が「会社員を辞める」ことだからだ。
これは、僕が8年間会社員として働きながらたどり着いた結論だ。
まず、会社外での準備。
※ちなみにこれは、転職する人向けではなく、フリーランスや自営業者、起業家として独立をする人向けに書いている。
会社外の準備
①次に住む場所の契約を済ませておく
②クレジットカードを作っておく
③投資用不動産を購入する(任意)
④副業で次の仕事の目処を立てる
⑤社外の人的ネットワークを築いておく
⑥病院系の用事を済ませる
⑦確定申告を代行してくれる業者を見つけておく(任意)
⑧キャッシュフローの見通しを立てる
これらは在籍中にやっておくべきだ。
特に③と⑦以外は必須だと考えている。
会社員は、実のところ社会的にかなり優遇されている。
ローンが組みやすい、クレジットカードの審査が通りやすい、保険証が当たり前にある、などなど。
逆に辞めると、一旦これらのアドバンテージがゼロに戻る。
だから、僕は今日駆け込みで投資用不動産を購入した。
一応籍は今月末まであるので審査はすんなり通った。
お金は一度借りてしまえば、あとは退職しようが失業しようが返せるうちは問題ない。
あと、副業で大事なのは仕事のパートナーと小規模でもいいので、商売を始めてしまうことだ。
人を巻き込んでおけば、辞めて自由を持て余しても自制心を取り戻せるからだ。
なかなか1人で黙々と自分の仕事を続けられる変態職人は少ないのではないかと思う。
人間は環境の生き物だから、あらかじめ辞めた後も自分で自分が働くように環境をプログラミングしておく必要がある。
別の機会があればもう少し詳しく解説したい。
次に社内での準備。
①確実に辞める時期を決断する
②辞める邪魔をさせないロジックの構成
③完璧に見せる引継の準備
④申告経路の確認
①の辞める時期は、流されないためにはっきりさせてほしい。
僕も、ここは苦労した。
なんせ人手不足で、辞める時期を少しでも先延ばししようとしてきたからだ。
一応、社内規定上は14日前に退職願いを出せばOKだったが、現場はそんな甘くない。
僕は、4ヶ月前に言ったが、それでも延ばされそうになった。
なぜかというと、僕が役に立つ仕事をしていたからだ。
だから、辞める時期が遅れないように、辞めると伝えたあとは、あえて役立たずを演じたこともあった。笑
まず、辞める人に認識してほしいのは、人手不足とかは辞める人の責任ではないこと。
そんなもの、会社の責任だ。
人が入れ替わることを前提に仕事を回すのが経営者と管理職の仕事だ。
②の辞めるためのロジックとは、社内の誰もが納得できる理由を考える必要があるということだ。
僕の前に辞めたやつで、3人くらい地元で祖父母の介護を理由に離職したが、実際はただの転職で地元にすら帰っていなかったりする。
そういった事実は、辞めたあとにわりとバレるものだ。
そんなやつは信用がなくなるので、独立はやめたほうがいい。
相手がどうしようもないブラック企業だったら、やむを得ない場合もあるかもしれないが。
嘘はよくないが、本当のことを全て伝える必要もない。
僕はわりと正直に実家の自営業の跡を継ぐといったが、実際はそれ以外にライターの仕事を始めることは伝えていない。
あくまで、頭の固い上層部でもわかりやすいプレゼンをすることが重要だ。
あとは、辞めると報告する順番さえ間違えなければ大丈夫。
情にほだされないこと。
自分の中に、やめたあとのイメージをはっきりと持つことだ。
これからやめる人たちの健闘を祈る。
次回は、今日のテーマとも関係する「天才になる方法」について書こうと思う。
クリスマスにあえて考える「To-do Listの欠点」〜リストよりスケジュールの管理が必要な理由〜
毎年、「クリスマスにこんなことをした」と言う記憶がない。
今年は、何をしたかを記録するためにブログを書くことにする。
ちなみに僕の実家は仏教なので、ジングルベルより除夜の鐘が好きである。
除夜の鐘も、ほとんど聞いたことはないが。
あまり季節のイベントに興味がないのかもしれない。
さて、そんなクリスマスの日に降ってきた仕事をさばいていくために、どのようにタスク管理をしているだろうか?
上手く捌けないと、上司の格好の餌食だ。
アホ面しながら、鬼の首をとったと言わんばかりに罵詈雑言を浴びせられ、人権を剥奪される。
特に下っ端の「犬」のうちは「はい」か「YES」、もしくは「わん」の3言語くらいしか喋れないので、タスクが溜まっていく一方ではないだろうか。
そして、なんとなく重要じゃなさそうなものは後手後手に後回し。
結果、上司から催促されて血祭りにされる。
お決まりのパターンだ。
皆さんは、この問題をどのように解決しているだろうか。
連続起業家でベストセラー作家のクリス・ダッカーは、ケビン・クルーズ著の「1440分の使い方」の中で、以下のように述べている。
(369ページ、出版社:パンローリング株式会社 2017/8/5)
「私は難しいことは考えず、あらゆることをスケジュールに入れる。ただそれだけのことだ。毎日やることはすべてスケジュールに入れる。ソーシャルメディア30分。メール45分。社外スタッフとの情報交換。じっくり考えて計画を練るための静かな時間。要するに、スケジュールに入れないことには何も片付かない」
■リスト化だけでは実行できない理由
やるべきことが新しく発生した場合、どのように実行に移しているだろう?
5分や10分で完結するような内容であれば、リスト化などせずその場でやってしまうことができるかもしれない。
1時間〜2時間はかかる内容であればどうだろうか?
今すぐ取りかかれない場合、リスト行きになる。
その他、達成までのプロセスが3段階に分かれている場合や、外部委託が必要な場合、同じような重要度の仕事が重なる場合などもあり得るだろう。
次々とやるべきことを遂行している間にも、次々と電話やメールで案件は舞い込んでくるものだ。
一日の終わりに見返すと、予定よりも進捗が悪い、と言うかやること増えてるみたいな日もあるかもしれない。
TODOリストの欠点としては、色々あるが、主に以下の3点が挙げられる。
① 次何をするかが一目でわからない。
② デッドライン、所要時間、重要度が総合的に判別しづらい
③ キャパオーバーに気づけない(無限に案件を追加できてしまう)
そして、アメリカのタスク管理会社によればTODOリストにあるタスクの40%が永久にDOされないと言う研究結果もあるらしい。
だいたい、未完了のやるべきことが溜まっているだけで、常にプレッシャーを感じてしまう。
■スケジュールの強制力を利用する
次に、冒頭のクリス・ダッカー氏の提唱する、スケジュールで管理する方法の利点を考えよう。
TODOリストのデメリットと基本的に逆になるわけだが、主に以下だ。
① 今、何をすべきかが一目でわかる
② 事前にデッドライン、所要時間、重要度を考慮できる
③ キャパオーバーになりにくい
まず、リスト上のやるべきことをすべてスケジュール化することで、その仕事に取りかかる前にかかる時間を予想出来る。
スケジュールに予定をもれなく入れて行くと、時間が有限であることがよくわかると思う。
重要でないものはどんどん後回しにする。
常に次のスケジュールがあるので、会議など、終了時間にも敏感になり、集中しやすくなる。
また、重要な案件がいくつも重なってしまう場合、事前に総合的に判断が出来る。
自分だけでは処理しきれない場合、他の奴隷に外部委託したり、今やっていることを中断したり、対策を打つこともしやすくなる。
また、些細なことも厳格にスケジュール管理していけば、あとで見返した時にこれまでの無駄に気づけることもあるだろう。
普段から無駄な贅肉を落としておかないと、いざと言う場面で真っ先に殺されるのはいつだってデブだ。
■空白の予定を入れる
すべての案件をスケジュールに入れることで、時間の密度を濃く出来るが、想定外の事態が起こることは当然ある。
そこで、スケジュール上に空白の時間を入れることをお勧めする。
要するにサボる時間をあらかじめ決めておくのだ。
予定通り進めば、コーヒー飲んでリフレッシュしたり、Twitterで憂さ晴らしすればいい。
想定外の事態が発生すれば、その時間を当てて処理すればいい。
だいたい人間の集中力など45分くらいしか持続しないのだ。
こまめにサボろう。
■まとめ
スケジュール管理を徹底すれば、本当に重要な仕事にのみ時間を使える。
また、応用すれば、余裕を持った時間を生み出すための工夫がいくらでも出来る。
僕は外回りをするときは、だいたいカフェにいく時間や近くの人気ラーメンを食べる時間まで計算している。
それでは、Merry Christmas.
聖なる夜に「闇の仕事術」について考える
世間が聖なる夜を楽しんでいる今日。
明日から始まる仕事のことを考えて、憂鬱になっている人も多いのではないだろうか。
僕もそうだ。
なぜなら、会社の仕事には飽きてしまって面白くない上に、面倒な上司からあれこれ言われるからだ。
人によっては、聖なる日に上司からの雷撃を受けて血に染まる人も出てくるかもしれない。
しかし、今だけはなんとか耐えて欲しい。
正しい方法で努力すれば環境は変えていけるからだ。
ブラック企業は個人の力ではどうしようもないが、ブラック上司はある程度なんとかなる。
そして、それには「闇の仕事術」が必要なのだ。
よくコミュニケーションの方法とか伝え方の本とかがあるがあれは表向きのスキルである。
それらだけではブラックな奴らには対抗出来ない。
僕はダークサイド出身なので、どちらかと言うと闇の力で戦ってきた。
「ズルく、小賢しく」が僕のモットーである。
そもそもの根底には会社組織と上司に対しての不信感がある。
会社は上司に仕事を与える。
上司は我々にそのまま仕事を雑に振る。
我々は仕事をこなす。
上手くいく→上司の手柄
これはまだいい。
上手く行かない→我々のせい
これが気にくわない。
責められるべきは結果をだすマネジメントが出来ていない無能上司だ。
ひいてはそんな無能を抜擢した会社の責任だ。
それなのにさも自分たちは真っ当にやっていて、
現場だけが悪いと言う。
そもそも会社の理念を共有していないのにやる気が出るわけがない。
アメリカの著名な著者でマーケティングコンサルタントのSimon Sinek氏によると、
人間の脳には3段階の認識がある。
要するに人間の脳が唯一反応するのはこの真ん中の「なぜ」の部分で、それは売上や利益や数字、「今何をするべきか」と言った類ではない。
そう言ったもので、人は動かない。
「なぜ」は個人で言うと、「モテたい」とか「成長したい」「人の助けになりたい」というモチベーションにも関わる部分で、企業であれば、アップルみたいに「世界を変える」とか、ダイソンのように「大気汚染をなくす」みたいな企業としてどうありたいかと言う部分だ。
何が言いたいかと言うと、企業であれ、上司であれ、売上・利益至上主義はそれだけでブラックに値すると言うことだ。
その環境自体がモチベーション、生産性を大幅にそぐ。
そいつらの言うことを素直に聞いていると、行き着く先はダークサイドだ。
そして、世の中にはそう言った会社、上司がまだまだ多くのさばっている。
そう言った環境にいる人たちは準備を始めなければならない。
戦う準備を。
表立って組織と対立するということではない。
表向きは忠誠を保ちながら、
組織の中で自分の時間をどんどん増やしていくのだ。
そして、ダークな時間を少しでも減らしたい。
そうすれば、そんな環境でも必ずやっていけるし、
組織の外側に続く新しい道も見えてくるかもしれない。
それに必要なスキルをこれからどんどん発信していきたい。
Merry Christmas,
組織奴隷のマトリクス
前回は主に敵を知り、分析するという視点でのテーマだった。
今回のテーマは「自分を知る」ということだ。
「自分の立ち位置」を知ると言う事も出来る。
「敵を知り」
「自分を知る」
この二つが揃って初めて、戦略が見え、戦術が生きてくる。
武器の使い方もわかる。
「自分を知る」
これが十分出来ていない人は本当に多い。
本当は他人からいじられて輝けるキャラなのに、そうじゃないと自分では頑なに認めない残念な人。
市場から求められているキャラクターに気付かない、またわかっていても成りきれないと、ズレが生じて扱いにくい奴になる。
そして、毎年一定数テレビから消えていく芸能人のように道が「途絶える」のだ。
また、合コンやパーティで自分の戦闘力を客観的に把握せずに人気美女やあなたに気があるように「見える」女性に特攻し、撃沈する人。
その勇気は称賛に値するが、自分の立ち位置を見ようとせず無駄な努力を続けても得るものは少ない。
うまくいく時は、今のあなたのやり方にたまたま「ハマる」人が現れた時だけだ。
学生の頃、島田紳助さんが書いた本を読んだ。
確かタイトルは『自己プロデュース力』だったと思う。
今は表舞台から退いてしまったが、確かに一時期トップレベルに達していた人だ。
そんな人でも、あんなに活躍する前は華のある明石家さんま、正統派漫才のオール阪神・巨人を同期にもち、苦戦することを予想していたそうだ。
他の芸人が出ている劇場にレコーダーまで持ち込んで、徹底的に客が笑うタイミングや間を分析し、自分の目指す「ゴール」となるあのキャラを設定した上で、相方探しや努力をしていたのだ。
他にも、気が遠くなるような細かい努力を日々重ねていた。
しかしやはり、最初にやっていたのは自分と敵のポジションの把握なのである。
会社組織においては、強引に自分のキャラを貫くことには、リスクしかない。
そうするのは、状況分析をした後に、勝算を計算してからでも遅くはない。
要するに、物事にはスタート地点があって、ゴールがある。
まずは、組織内で自分がどのスタート地点にいるのかを確認して頂きたい。
以下に参考となるマトリクスを作った。
これは僕自身が8年間の奴隷として生活した経験を元に作った。
僕は8年間でこの4つのクワドラントを全て経験している。
誰しもが新入社員のころは「犬」からスタートする。
簡単な雑用をこなし、エサをもらう。
そして、体感的には半分くらいはそのままずっと「犬」のままだ。
社歴が20年以上もあるのに「ドッグライフ」を続けている大先輩方が僕の働いている会社にも大勢いる。
また、着々と信用を高めて「透明人間」に昇格している人もいる。
ひと昔前の表現で言うと「窓際族」とでも言うのだろうか。
また、色々やらかして、「爆弾魔」になっていく人たちもいる。
そして当然、自分のスキルを磨ける美味しい仕事を貰いたければ「エース」になるしかない。
別にどこにいても、あなたが理想とする環境であればOKなのだ。
本当に理想としていれば。
もちろん、ブラック上司からの攻撃を遠ざけて、自由を確保したければ、能力や存在感があろうがなかろうが、信用を積み立てて右側のクワドラントに移動することが望ましい。
ただ、これはグッドニュースだ。
なぜなら敵のマトリクスは選べないが、こっちは自分の意識と、行動でポジションチェンジが可能であることを意味しているからだ。
基本的に表面上ボスの言うことを素直に聞いて入れば、
右側に移動できる。
ただし、相手の意図を汲み取っていることが前提となる。
よくいるのが、汲み取ったつもりで全然違うことをやらかして、
どんどん爆弾魔と化していく人たちだ。
そう、昔ボンバーマンで、思った場所と違う位置に爆弾を設置し、
自分の置いた爆弾で閉じ込められて華麗に爆死していくあの人たちだ。
そういう人たちをたくさん見てきた。
だから、組織の中である程度自由を得たければ、正しく信用を積み重ねていく。
これしかないのだ。
次からは具体的な戦略や戦術、使用する武器について論じていく。
ブラック上司マトリクス
孫子曰く
「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず。
彼を知らずして己を知るは一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。」
つまり、
敵を知り、味方のことを把握していれば100回戦っても負けることはない。
敵を知らず、味方だけを知っている場合は勝つことも負けることもある。
敵も味方も知らないと戦う毎に全滅する。
とおっしゃられている。
この言葉は、これからブラック上司と戦っていく我々にとっては金言である。
なぜなら、我々にとっては敵も味方もはっきりしているからだ。
例えばこれが、無人島で繰り広げられるバトルロワイヤルであれば、
普段は敵の姿が見えず、勝つことは困難極まりないものになる。
しかしもし、普段から敵の姿を見ることがきるのならば、それは勝つ条件を整えるのに絶好の環境だということが出来るのではないだろうか。
だから、ブラック上司の配下で苦しんでいる人たちは、
まず環境が悪いという認識を改めて頂きたい。
むしろ、今の環境は「最高」なのだ。
悪いのは、戦略と戦術なのである。
また、孫子曰く
「百戦百勝は善の善なる者に非(あら)ず。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。」
つまり、100戦して100勝してもそれは最上のやり方ではない。
無駄な消耗戦をせず、相手を屈服させることこそが最上なのだ
彼らと真っ向から対立してもろくなことはない。
特に、今の会社組織でもうしばらくやっていきたい人や、次のあてがない人はやめといた方がいいだろう。
冷静に捌いていくしかないのだ。
というわけで、ブラック上司と戦うためには、まず彼らの実態を知る必要があるだろう。
己を知る部分に関しては別の記事で論じるとして、以下では大まかな敵の分析を記す。
以下、彼らを大別するマトリクスを作製したので参考にしもらいたい。
名付けて「ブラック上司マトリクス」だ。
いわゆる「ブラック上司」といっても、その生態は様々である。
上記は僕の8年間の奴隷経験を元に独自に分類した 。
今後の記事では、ブラック上司に対して戦う武器を共有していくが、
闇雲に武器を使うだけでは勝てない。
まず相手によって武器を使い分ける必要がある。
また、どの武器が自分に合っているかを確かめていく必要もある。
思い出してほしい。
幼い頃に夢中になった「マリオカート」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」を。
別に「モンスターハンター」だっていい。
それぞれの友人に得意とするキャラクターやアイテムがあったはずだ。
そして、相手がカーヴィならネスを。
ドンキーコングならフォックスを。
といった具合に、皆さんも敵に合わせてキャラや戦い方を変えていたのではないだろうか。
また、ハンマーを最強の武器として使いこなす人もいれば、ハンマーを持ったまま奈落の底に落ちていく奴もいる。
バナナの皮で相手の邪魔をする人もいれば、自分の置いたバナナの皮で自らすべって転ぶ奴もいただろう。
同じ武器でも使い方次第でいくらでも結果が変わることは子供の頃からわかっていたはずだ。
大人になって、会社に勤めているとそういったことを忘れてしまう。
自由であるはずの精神が支配され、麻痺してしまうのだ。
敵を知り、己を知り、武器を知り、戦い方を知り、少しずつその呪縛を断ち切っていくしかない。
孫子曰く「算多きは勝つ。」
多くの武器、戦略、戦術を知る程よい。
知れば知るほど選択肢が増え、余裕が出てくる。
戦とは騙しあいである、ということ。
今のあなたの表面上のキャラクターを変える必要もない。
敵を知り、戦い方を変えるのだ。
まず、今回の前提を踏まえた上で、自分に合った戦い方を見つけて頂ければ幸いだ。
ブラック奴隷解放宣言
ずっと考えていることがあった。
満員電車に揺られながら、会社のデスクで、会議中に、出先の渋滞した都市高速の上で、取引先との商談中に。
「なぜ僕はこんな仕事をしているのだろう?」
僕は新卒で今の会社に入った。
入社して何年かは、考える余裕もなく、がむしゃらな生活を続けてきたが、最近仕事そのものを続けることに違和感を感じていた。
その最大の理由の一つが上司である。
入社して8年が経とうとしているが、僕はこれまでいわゆるまともな上司に当たったことがない。
鬼や、独裁者みたいな上司の元に立て続けに配属され、
入社して5年間は地獄のような日々を過ごした。
そんな中でも一定の結果を残し、昇格した。
しかし、次に待っていたのは地獄のミサワをそのまま具現化したような無能上司だった。
口だけの無能ならまだしも、いちいち口出ししてきてウザいことこの上ない。
彼らは反面教師としては役に立つかもしれないが、流石に僕はもうお腹いっぱいだ。
これ以上はいらない。
そんなわけで、今僕は組織外での隠密行動を始め、脱出の準備をしている。
しかし、周りを見渡すと、どうやら苦しんでいるのは僕だけではないようだ。
別の部署の人たちや、違う会社に勤めている友人、医師、弁護士や国家公務員などといったステイタスの高い組織にいる人たちの中にも似たような悩みを持っている人がいることがわかってきた。
それにしても、無能な人が出世していく背景には、何か宇宙の法則のようなものが働いているのだろうか?
残念ながら、ブラック上司はすぐにはなくならない。
知能の低い彼らが変わるには、通勤中に雷に打たれて一命を取りとめ、翌日に海で溺れて生死の境を彷徨うくらいの荒療治が必要だ。
また、所属する組織を変えても、ニュータイプのブラック上司に遭遇しないという保証は、ない。
戦う術を学び、応戦していくしかないのだ。
それも正攻法だけではだめだ。
とても常識が通用する相手ではない。
だから僕は、組織漬けの奴隷生活を送るダークサイドにいる人たちの時間を取り戻し、本当に望んでいる人生を自由に生きるための時間を実現させるためにこのブログを始めた。
現代ではインターネットが普及し、世界トップレベルの人たちが編み出した仕事術や時間術に簡単にアクセスすることができる。
しかしなぜ、自分の時間すら自由にコントロールできない人が未だに多く存在するのか。
僕自身がそうだったように、組織に洗脳されていたり、上司に制圧されて服従せざるを得ない環境であったり、様々な要因があるのではないだろうか。
僕はこれから、時間を生み出す武器を世界中から輸入して、人々を閉ざされた時間から解放するための活動を始めようと思う。
また、僕が実際に使っていた上司を出し抜くダークスキルや、ズルして早帰りしたり、サボったりする秘術も共有していきたいと考えている。
このブログは、時間を奪う悪の帝国軍に立ち向かう反乱軍の基地である。
共に占領された時間領域を奪回して、本当の自由を勝ち取ろう。
最後にアメリカの第16代大統領で、戦時中の1862年に奴隷解放宣言を行ったエイブラハム・リンカーンの言葉を贈る。
"Determine that the thing can and shall be done, and then we shall find the way."
「そのことはできる、それをやる、と決断せよ。
それからその方法を見つけるのだ。」